- 【映画で英語】リリーのすべて
- 【テーマ動画】
- 【答え合わせ】
- 0:06 初めて会った時彼女が誘ってきた
- 0:14 ちょっと手伝ってくれる?
- 0:17 このことは誰にも言わないで
- 0:25 あらこんにちは
- 0:31 あなたの絵を描きたい
- 0:36 あなたは素晴らしい
- 0:41 キスする前に許可を取らないといけない気分になる
- 0:46 昨夜なにがあったの
- 0:50 自分じゃない瞬間があった
- 0:55 僕はリリーとして考えリリーとして夢を見る
- 1:00 大丈夫?
- 1:01 大丈夫じゃない
- 1:03 自分が女性だと信じています
- 1:11 誰もこの手術を受けたことがない
- 1:15 あなたは私のすべてなの
- 1:18 生きてほしいの
- 1:23 君を愛してる
- 1:24 本当の自分に気づかせてくれた唯一の人だから
- 【重要語句まとめ】
- 【おわりに】
【映画で英語】リリーのすべて

どうも、ざきちゃんです

今回は「リリーのすべて」で英語を勉強してみるよ
この映画を見たのは結構前なんですが、とても印象に残っている作品なので今回の題材に取りあげてみました。イギリス英語のアクセントに触れられるので勉強になりますね。エディ・レッドメインの演技も流石です。彼は英語もすごくかっこいい。
今回取り上げる「リリーのすべて」についてですが、世界で初めて性別適合手術を受けた男性の人生を追った作品です。英タイトルは「The Danish Girl」。「デンマーク人の女の子」という意味です。邦題と結構違いますね。邦題にはデンマークの要素はないので、これから見る方はリリーがデンマーク出身であること気に留めておくと、より楽しめるかもしれません。

それでは、ノートを用意してディクテーションしてみましょう
【映画で英語】を効率よく学ぶ方法はこちらから

【テーマ動画】
【答え合わせ】

さて、うまく聞き取れたでしょうか。では一つ一つ見ていきましょう。
0:06 初めて会った時彼女が誘ってきた
The first time we met, she propositioned me.
最初の文ですが、theの部分はほぼ聞こえません。ここでチェックしたいのは、単語Proposition「ナンパする」。
TOEICで出る意味には「提案・課題」などがありますがこの使い方は初めて見ました。要チェックです。
0:14 ちょっと手伝ってくれる?
Could you help me with something?
Withがちょっと聞き取りづらかったです。ただ文法的に考えるとWithがないと不自然なので、理屈で考えてここはカバー。聞き取れなくても文法の知識や単語力で想像することは割と多い。
0:17 このことは誰にも言わないで
You will not tell anyone about this.
禁止の意味を持つDon’tではなくWill notを使ってるのがポイント。リリーが自分の本当の性に対して向き合う瞬間を鮮やかに表していて印象的でした。
0:25 あらこんにちは
Hello, there.
Helloの後にthereがありますが、これはネイティブがよく使う表現ですね。「あら」とか「やぁ」くらいの意味です。
そこにいる人に向けて「There」を付ける事が多く、「Hi there」とかも同じ意味でよく聞きます。
0:31 あなたの絵を描きたい
I want to sketch you.
Sketchは日本語でも聞きますね。
「絵を描く」という意味の動詞はいっぱいあります。代表的なのはdraw「鉛筆やペンで絵を描く」、paint「筆や絵の具で絵を描く」でしょうか。どんな道具を使って書くかで使う動詞が変わるのが面白いですね。
具体的なイメージを使いたい時はGoogleで画像検索してみるのもお勧めです。
0:36 あなたは素晴らしい
You’re exquisite.
Exquisite 「非常に美しい・この上なく見事な」
Beautifulよりもさらに上のランクの形容詞で、言えたらかっこいい。何か素晴らしい物や人に出会った時のために覚えておきたい単語。
0:41 キスする前に許可を取らないといけない気分になる
I feel I’d need to ask your permission before I kissed you.
ここ難しかったです、今回の動画では一番長いセリフ。BeforeがForに聞こえてしまい何度か聞きなおしました。
I’dはI hadの省略。後ろに過去形「kissed」があるのでキスする前、つまり過去よりも前ってことで過去完了。
Permission「許可」はTOEICでも見るのでおさえておきたいですね。
まさにイギリス英語って感じのセリフで、何度も聞いて耳に慣らしたいフレーズでした。
0:46 昨夜なにがあったの
Exactly what happened last night?
Exactlyはよく単語帳でも見ますね。何があったのか「正確に」知りたい思いが感じ取れます。

奥さんとしては複雑な心境だろうな、、
0:50 自分じゃない瞬間があった
There was a moment that I wasn’t me.
I wasn’t me はなかなか見ない文ですがリリーの葛藤が分かるシーン。thatは弱く発音されてますね。
0:55 僕はリリーとして考えリリーとして夢を見る
I think Lili’s thoughts. I dream her dreams.
ここもなかなか聞き取りづらかった。thoughtは動詞thinkの過去形で、名詞では「考え・意見」。今回は後者ですね。
この字幕ですが、リリーの一人称を「私」ではなく「僕」と表しているんですね。男性として今までの人生を歩んできた「僕」と、本当の自分である「私」の二人が表現されているような気がします。こういう所は一人称がすべて「I」の英語に比べて、日本語はやはり表現の幅が広いなーと気づかされます。
ただ女性としての自我が生まれたからといって、いきなり「○○なの」とか「○○だわ」みたいな女性言葉になるのも少し不自然な気もしますが、、(笑)

面白い所でもあり難しいとこでもありますね
1:00 大丈夫?
Are you alright?
1:01 大丈夫じゃない
No.
英文的には何の問題もありませんが、印象に残ったシーンなので載せました。大丈夫じゃない時にそうじゃないと言えるリリーは強い人だと思います。そしてそんな自分を受け止めてくれる人がいるのも大切。この映画のテーマと言える部分ではないでしょうか。
1:03 自分が女性だと信じています
The fact is I believe that I am a woman.
The fact is that…「実は~」というフレーズのthatが省略された形。
同じような形で、The point is (that)…やThe thing is (that)…も、「要するに~なんだ」って意味でよく使われます。
1:11 誰もこの手術を受けたことがない
The surgery has never been attempted before.
このセリフ速いですね。surgeryで「(外科)手術」、attemptは「試みる・企てる」です。
なので「リリーが受ける手術は今まで試されたことがない」って意味ですね。前例のない手術を受ける不安は、彼にとって、また奥さんにとっても大きかったでしょう。
1:15 あなたは私のすべてなの
You’re my whole life.
my lifeに「whole」を付け加えることで、「人生全体・そのもの」というニュアンスを与えていますね。私の人生そのものが直訳に近いでしょうか。
似た表現には、every single dayもありますね。「single」を加えて「一日も欠かさず毎日」。これも映画やドラマでめっちゃききます。特に海外ドラマの「Suits」で聞いた記憶があります。
1:18 生きてほしいの
It could kill you.
ここはちょっと字幕とセリフが違いますね。Itはリリーが受ける手術のことなので、「その手術であなたは死んでしまうかもしれない」ってのが直訳に近い気が。ただこのセリフを言った妻ゲルダの感情としては、字幕の表現がぴったりだと思います。

この違いも英語を勉強していて面白い部分です
1:23 君を愛してる
I love you.
ここはそのままで次に続くセリフが重要。
1:24 本当の自分に気づかせてくれた唯一の人だから
Because you’re the only person who made sense of me.
made sense of meのところが全然分かりませんでした。make sense of ~「を理解する」。Understandに似た意味です。受験で覚えたはずなのにいざ聞いてみると出てこないもんですね。。。ただ今回でもう忘れません。ちなみに最後は、You made me possible.と言ってますね。このセリフほんと素敵なので、何回も繰り返して暗唱できるようにするのが理想です。

今回はこれで以上!
【重要語句まとめ】

テストしてみてねー
- Proposition ナンパする・提案する
- Exquisite 非常に美しい
- Permission 許可
- The fact is that … 実は~
- Attempt 試みる・企てる
- Make sense of… 理解する
【おわりに】
さて今回の【映画で英語】はどうでしたでしょうか。「リリーのすべて」本当にいい作品なので、まだ見ていない方はぜひ見てみてください。もう見たという方も英語の学習としてもぜひ。
また、「こんなところ説明してほしい!」「この映画やってほしい!」など、ご意見・感想ございましたら、Twitterにてお待ちしております。
これからも楽しみながら、英語力を伸ばしていきましょう。

では、また別の記事にて
引用:「リリーのすべて」、https://thecolonial.org/event/danish-girl/ より
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